シーリング工事について
防水だけではないシーリングの働き
外壁周りに使われるシーリングですが、その働きは防水だけではありません。
自然災害よる建物全体の揺れだったり、強風にさらされたりすると、
外壁パネルに強い力が加わりります。
また、気温の変化によって、外壁パネルは伸びたり縮んだりします。
シーリングした目地が外壁パネルの動きに合わせて伸縮するため、
パネルに圧力がかかって割れるようなことがなくなります。
シーリング工事のポイントとは?
複雑な工程を踏むものではありませんが、注意すべきポイントはいくつかあります
施工時の天候に影響を受ける
天候によりシーリング工事の出来は変わってきます。気温が低い日や雨天時に施工すると、シーリング材の性能低下を招くこともあります。
充填したシーリング材が硬化し、性能を発揮するためには、天候が良い日に行うほうが良いとされています。
工期が迫っている状況では難しいことですが、天候によっては施工を延期するなどの判断が必要です
適切なシーリング材を選ぶ
シーリング材には多くの種類、それぞれに適した用途があります。使用する器具も工事内容によって適した物があり、その工事によって最適な物を選ぶことが大切です。
また、数ヵ月から1年程度の使用期限があります。使用期限切れの物は、耐久性が衰えていて本来の機能を発揮できないこともあります。
シーリングは定期的なメンテナンスが必要
隙間から入り込む水を防ぎ、躯体を劣化から守るには、万全のシーリング工事が不可欠。しかし、シーリング材は経年劣化するものですので、メンテナンスも必要です。
年数の経っている建物であれば、シーリング部分を見直してみる必要があるでしょう。